鳴子の伝統切り取る 仙台の外国語指導助手らが写真展 大崎
宮城県大崎市鳴子温泉の伝統文化や手仕事を紹介する写真展「伝統の未来」が、同市のJR鳴子温泉駅にある展示スペースで開かれている。仙台市の外国語指導助手ガブリエル・デラベキアさん(32)ら日米の男女4人が、グローバル化が進む中で、地域に根差した文化や仕事の価値を見直そうと企画した。14日まで。
4人は友人同士でデラベキアさんのほかに、米国の写真家エリザベス・バーブッシュさん(33)、ともに仙台市のNPO職員菅原牧枝さん(34)、映像作家斎藤高晴さん(28)。
デラベキアさんらが湯治やこけしなど鳴子温泉の文化に興味を持っていたため、温泉街で取材活動に取り組んだ。
4人は7月下旬~8月中旬、湯治を体験しながら、鳴子温泉の若手こけし工人や約60年間湯守を務める旅館従業員ら32人を取材した。写真展では、10点の写真に文章を添えて展示している。
デラベキアさんは「時代が激しく移り変わる中で、地方の文化はどうやって生き残ろうとしているのか。街が小規模な鳴子なら、地域全体を描けるのではないかと考えた」と話している。入場無料。午前6時~午後9時。
2010年11月14日日曜日
※この記事は河北新聞朝刊平成22年11月14日(日)に掲載されました。
下記リンク先から河北新報社の記事をご覧いただけます。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101114t15001.htm
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